しじみにプリン体はある?

尿酸値が高い方にとって、プリン体が含まれている食品の摂取は気になるところです。
一般に美味しい食べ物にはプリン体が多く含まれています。
しじみも独特の旨味がある食品です。
しじみにプリン体は含まれているのでしょうか?

プリン体とは?

プリン体はほとんどすべての食べ物に含まれている細胞を構成する旨味成分です。
人の体内でプリン体全体の約70〜80%が生成され、食事からの摂取量は20〜30%程度になります。
プリン体は食物から摂取すると体内で分解され、尿酸になり排泄されます。
プリン体の代謝がうまく働かず、尿酸の生産と排泄のバランスが崩れると体内の尿酸が増え、尿酸値が高くなります。
正常な尿酸値は7.0mg/dl以下で、この数値より高くなると高尿酸血症と呼ばれ、痛風の原因となります。

プリン体の量

食品に含まれるプリン体の量は次のように分類されます。

・100g中300mg以上(極めて多い)
干し椎茸、鶏レバー、あんこう肝酒蒸し、マイワシ(干物)、煮干し、かつお節、イサキ白子など

・200〜300mg(多い)
豚レバー、牛レバー、大正海老、オキアミ、カツオ、真アジ(干物)など

・50〜100mg(少ない)
舞茸、牛ヒレ、豚ロース、牛タン、うなぎ、タラバガニ、さきいか、貝割れ大根、ブロッコリーなど

・50mg以下(極めて少ない)
オクラ、そら豆、白米、イクラ、筋子、冷奴、チーズ、もやしなど

しじみのプリン体

しじみに含まれるプリン体の量は現在のところデータがありません。
しかし貝類のプリン体は全般的に低い傾向にあり、あさりが145.5mg、牡蛎が184.5mg、蛤が104.5mgというデータがあることから、しじみもこれらと似通ったプリン体含有量であると推測されます。
この数値は食品100g中の含有量ですので、余程大量に食べない限りは特に問題にならないと考えられます 。
気になる方は医師に相談してみることをお薦めします。

しじみのサプリメントの場合、商品により含有量に差があるので、プリン体の摂取を制限している方は、各メーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。

しじみ以外のサプリメントや健康食品の中には非常に多くのプリン体を含むものがあります。
服用する場合は必ずプリン体の量を確かめるように注意しましょう。

アルコールとプリン体

アルコールそのものにはプリン体はそれ程多くは含まれていませんが、アルコールは尿酸値を上昇させる作用があります。
特にビールを毎日飲むと痛風の危険性も高くなります。

プリン体の摂取量

日本痛風、核酸代謝学会によると、日に400mgの摂取量を目安としています。
前述したように、プリン体は食事から摂取するより、体内で合成される量の方がずっと多くなります。

以前は痛風を患っている人には、厳しいプリン体の摂取制限がありましたが、最近では尿酸をコントロールする薬も開発され、また食事から摂取したプリン体はほとんどが腸管内で分解されるという事が報告されるようになり、食品から摂取するプリン体の制限が緩和されるようになりました。
とはいえ、プリン体が極めて多い食品を大量に食べ続けるなどの行為は控えるべきで、1日のプリン体摂取を400mg程度に抑えるように努力することが好ましいです。

栄養バランスの取れた食事

プリン体は分解されると尿酸になり体外に排出されますが、肝臓の働きが悪いと尿酸の排出がうまくいかず、腎臓にも負担をかけることになります。
痛風を予防するためには肝臓の働きも大切になってきます。
そのためには栄養のバランスの取れた食事と適度な運動を生活に取り入れることがとても重要になります。

しじみは肝臓の働きを助けるオルニチンという遊離アミノ酸の一種を含んでいますので、痛風にならないためにもしじみはお薦めの食品といえるでしょう。